2020年1月に行われた、埼玉県加須市にある私立開智未来中学校の入試において、T未来コースS特待合格者が出ました!
(※T未来コースは一番上のコース、S特待は一番上のランク)
首都圏の私立中を受験する生徒たちが指針とする首都圏模試において、偏差値56となっているコースです。
(ちなみに佐日中は偏差値43です)
偏差値56と聞いて、高校入試の偏差値を思い浮かべた方もいるかもしれませんが、中学入試においての偏差値と高校入試においての偏差値は全く違います。
なぜなら、偏差値というものは、その模試を受験する生徒の層によって変わってくるものだからです。
例えば、大学入試であれば、駿台予備校が実施する東大入試実戦模試というものがあります。これは、その名の通り、東大を志望する生徒ばかりが受験します。
ということは、単純に述べれば、その模試を1000人受験したとして、順位が500番であれば、偏差値は50になります。
これは、首都圏模試においても同じことが言えるのです。
首都圏模試を受験する生徒は、中学受験をしようとする生徒の中での偏差値になるわけです。
さらに、首都圏模試は多くは中学受験が盛んな東京や神奈川、埼玉や千葉などの小学生が多く受験します。
みなさんが一度は耳にしたことがあるような有名私立中学を受験する生徒たちも受験する模試なわけです。
そんな中での偏差値56は、高校入試での偏差値(群馬県の場合は統一テストでの偏差値)とは意味合いが違ってくるわけです。
合格した生徒は、小学5年生から受験勉強を始めました。
中学受験が盛んな都市部では小学4年生からスタートがふつう、いや、最近は小学3年生からなんて話もあります。
1年遅れのスタートでしたが、よく頑張りました。
おうちでも、お父さんやお母さんと一緒に頑張って勉強していたようです。
6年後の大学受験も楽しみですね。
ここで、本格的な中学受験の勉強ですが、国語は高校入試の問題よりも長いほどの長文を読ませられ、算数はスピードと工夫を必要とされる計算と思考力を存分に試され、理科と社会は中学校3年間の理科社会の内容をほぼ網羅する内容となっています。
これを小学生のうちにやっているのです。
そりゃあ、大学入試で、そういった中高一貫校の生徒たちが強いわけです。
本格的な中学受験を指導していると、地方の公立小学校、公立中学校、公立高校から、国立大や有名公立大、難関私立大に合格するのは至難の業になってきているのだなあとつくづく思い知らされます。
都市部の中学受験熱が高まれば、高まるほど、そうなっていくのだなあと痛感させられます。
何はともあれ、開智未来中学T未来コースS特待合格、おめでとうございました!
これからのご活躍を期待しています!